一言に映像関連機器といっても現在では映像に関わる様々な機械があります。その中でもっとも代表すべきものと言えばテレビではないでしょうか。
今や人類の友と言っても過言ではない世紀の大発明のテレビ。もともとの名前はテレビ受信機と言って、我々は産まれた時から略された形のテレビという名前で呼んでいます。
今では印刷されたポスターを見かけませんが、ブラウン管テレビが初めて誕生した瞬間をご存知ですか。映像を映し出すことの出来るテレビが初めて開発されたのは今から約80年前の日本でした。80年前というと、地球の歴史に比べるとごくごく最近の話で、人間で言うところのまばたきにすら及びません。
それを長いと感じるか短いと感じるかはさておき、映像を映し出すテレビが完成したといっても最初はカタカナの「イ」の字を映し出すことに成功しただけであって、現在のようにカラーバリエーション豊富で俊敏な動きに対応できるものではありませんでした。
この頃はまだ世に出回っていないのであなたのおじいちゃんやおばあちゃんも幼い頃は映像を映し出すことのできるテレビの存在を知らなかったかもしれません。その後急速な研究開発が進んだのには訳があります。
1940年に開催される予定だった東京オリンピックを目標に研究と実験が投じられたのです。残念ながら戦争によりオリンピック開催が返上されましたが、現在でもオリンピックの年になると動きに強い映像を写すことができるテレビが続々と登場し、アピールされていますよね。
オリンピックの開催が返上され遅れること10年、いよいよ国内で初めて大手企業シャープから白黒テレビが発売され同じ年、NHKが本格的に放送を開始しました。当時はまだ高級品だったため、一部の家庭にしか普及していませんでしたが国民の誰しもが憧れる電化製品の一つでした。
今では一家に一台あって当たり前の世の中で最近の若い世代には無くてはならない情報の発信源でもあるのでは?当時はまだ白黒だったとは考えられないほど進化しましたね。カラーになるまでにさらに10年を費やし、ようやく現代の形になったんですよ。
こうして考えてみるとテレビのみならず「映像」が我々の身近になったのはごく最近の話なんだと実感しませんか。それに映像を映し出すテレビもどんどん進化して最近では3Dのものまで出てきましたよね。
テレビの最終形態はポスター型(印刷されたものではなく)だと聞いたのですが、近い将来実体験型に映像を映し出すことのできるテレビが登場するかも知れません。
Last update:2018/3/29
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